Case

問題解決事例

問題解決事例

  問い合わせ内容 カーボン治具の浸炭現象の防止 その3
  業種 電気・精密
  テーマ 品質・性能向上
  装置名 カーボン治具
  製品名 002
  ポイント
かなり激しい浸炭現象であったので浸炭防止材を使用した上に、基本的な設計変更をした。浸炭現象の激しい部分にはカーボンが触れない構造にした上に、強度上別の特殊材で補完する構造にした。すでに量産されている治具だったので、熱効率の点でも注意をした。
  評価および感想
お話を頂いてから何度も打ち合わせを重ね、最終試作までに約半年。その後、OKの評価をもらえるのに半年以上がかり、非常に長い道のりであったが、浸炭現象は100%起きなくなったうえに、治具のライフも向上するという2次効果も生まれた。
  開発部品
イメージ1
拡大イメージを見る
  コストパフォーマンス評価
提案前 弊社提案以降
カーボン治具費用 約5  カーボン治具費用 約9 基本設計からやりなおし、材料の選定、強度補強、熱効率とあらゆる面を考慮に入れた治具になった。そのため大幅な治具費用アップになったが、最終的には1.5倍以上から2倍のライフアップにもつながった。
歩留り率 15〜20% 量産品として流れていた様子だったが、増産のため、処理温度とコンベアスピードだけで対処しようとしたために起こった歩留まりの極端な低下であった。 歩留り率 100% 
  結果
結果、現状設備でカーボン治具だけ変更することで、増産可能なった。
80ポイント近いコストパフォーマンスを実現したことになる。
前へ 一覧へ 次へ

問題解決事例
Case