アルミナの特徴は… 一般的にセラミックと呼ばれる中でもっとも使用頻度が高いのがこのアルミナです。耐熱性／耐酸化性／耐物理的摩耗性／経済性を要する製品の多くにアルミナ が多く使用されます。各セラミックスメーカーの用意するアルミナ材の特性はバラエティーに富んでおり、その中で最もご要望に適したアルミナをお選びいたし ます。

SiCの特徴は…　数あるセラミックスの中でもSiC（炭化珪素）は優れた熱伝導性（熱が伝わりやい）や物理的耐久性、耐薬品性などの点で極め て特徴的な性質をもちます。この材料もメーカーごとに特徴のあるSiCが開発されており、半導体業界を中心にお客様からの厳しい要求にこたえる優等生とし て、数多くの製品に使用させてもらっています。

BNの特徴は…　ホワイトカーボンなどと呼ばれ、カーボンと類似した特性をもちます。カーボンとの相違点はカーボンが電導性を示すの対して、 BNは絶縁性に優れます。また、酸化雰囲気でカーボンが400℃を超えると酸化がはじまりますが、、BNは950℃前後まで耐酸化性を保ちます。各メー カーごとに色々な特性値をもったBN材が用意されています。

ジルコニアの特徴は…　ジルコニアの特徴は何といっても靱性（じんせい）に優れている点ではないでしょうか。通常セラミックスと言われるものは 硬さを持つ反面、その宿命とも言うべき脆さを合わせ持っています。ジルコニアは従来の硬さを維持しつつ、金属のもつしなやかを兼ね備えた優れた材質です。 包丁、ハサミなど、ほかのセラミックでは不可能な分野ですでに数多く使用されています。弊社では耐熱性にも優れている点から、半導体業界をはじめ、各種消 耗部品などに積極的にジルコニアを使用しています。